自作パソコンの部屋
自作パソコンと言うと、なんだか電気系統に詳しそうなマニアックな人しか出来なさそうですが、現実は
ドライバー1本で出来てしまう簡単なものです。知識も順を追って身につけるとすぐに覚えられる物ば
かりです。そしてメーカー製パソコンに比べ拡張性がありますので、各パーツ毎に更新していけば部品
交換だけで最新のパソコンに引けを取らない性能を持ったマシンに生まれ変わらせる事が出来ます。
つまり無駄がない訳です。そして古くなって要らなくなった各パーツにも既存のマーケットがあり、そこ
で売却する事も可能です。ですからまったく無駄がない訳です。
自作パソコンの良い所は、パーツで揃える為に必要に応じてパーツを取り替えれば自分に必要な能力
を高めたパソコンが出来上がります。3Dゲームが好きな方はビデオカードをグレードUPすれば良いですし
、ビデオ編集をやりたい方はビデオキャプチャーカードを加えれば良いですし、音楽に凝りたい方はサウ
ンドボードを加えれば良いわけで、パーツごとに更新していく事も可能です。予算も3万円台〜30万円台
までいろいろ出来ます。
そのほか自作パソコンの良いところは、パソコンと言うメカニカルな部分を理解出来て、且つ部品選びが
楽しい事に尽きます。今では初期投資(購入時)では同じ能力のマシンではメーカー製の方が、かえっ
安いくらいですが、1年、2年と経つうちに自作でよかったと思える筈です。それは上記のようにパーツ毎
に更新できて、無駄が無く取り外した部品も売れるマーケットが存在する事です。左の広告のPC DE
POTや秋葉原のジャンパラ等、多くのPC自作ショップで部品の買取をしてくれます。
メーカー製パソコンはどんな最新型の物を買ったとしても、3年も経てば古くなってしまいます。古くなっ
たからと言って好き勝手にパーツを付け加えたり、改造が出来ません。更に年数が経てば粗大ゴミとし
て捨てるにもお金を取られる事でしょう。しかし自作機であれば捨てるということが無く、パーツを入れ替
えるだけで良いのです。現に私の最初に作ったパソコン。(SLOT1ソケットのペンティアムV733Mhz、
1998年製作)は部品を更新しながらいまだに現役です。メーカー製の良いところはあえて言うならば、
メーカーのサポートが受けられる事と、豊富なアプリケーションソフトが付いてくるところでしょうか。

自作パソコンはどのようなパーツから構成されているか?
パソコンの部品は規格としてフォームファクタが決められていて、マザーボード、電源装置、拡張カ
ードなどの大きさや形が各メーカーでも共通で有る。フォームファクタとは、マザーボード、電源装置、
拡張カードなどの大きさや形状、互換性に関する規格です。使用するマザーボードの形状によって
FlexATX、microATX、ATX、NLX、microBTX、BTX等があります。
パソコンの構成部品としては。1.CPU 2.ケース 3.電源 4.マザーボード 5.ビデオカード
6.サウンドカード 7.ハードディスク 8.光学ディスク 9.フローッピーディスク 10.メモリー
11.TVキャプチャーカード等で構成されています。
1.のケースですが、使用するマザーボードの形状によってmicroATX、ATX、NLX、FlexATX、BTX用
があります。自作機で一番ポピュラーなのはATXであり、この規格のマザーボードの種類が多く、
店舗での取り扱いが一番多いです。BTXは2004年以降から提案された新しい規格で、CPUの高密度
化による熱対策を盛り込んだケース規格です。今後増えてくると思われます。
3.の電源装置のフォームファクタには、ATX、ATX12V、SFXSFX12V、TFX12Vなどがあります.。
まず、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)はパソコンの頭脳部分に相当します。大きく
分けて、メーカーインテル系のセルロンとペンティアム。AMD系のアスロン、センプロン等があります。
ではまずintel系のCPUから種類を説明していきます。
Pentium 4の処理性能を最大限に引き出すのが、チップセットだ。i865以降.i865g.i865i.i875p925x.
i915g.i915p).らのチップセットには、、メモリーとしてデュアルチャネルのDDR400をサポートする。デュアルチャネルとは、メモリーを読み書きするデータの幅を2倍(128ビット幅)に広げる手法で、メモリーモジュール(DIMM)を2枚単位で装着する事でDDR400搭載時の理論帯域幅は、従来のチップセット(シングルチャネルのDDR266)の3倍にあたる6.4GB/秒となる。これは、800MHzのFSBとまったく同じ帯域幅であり、CPUとメモリー間のアクセスをスムーズに行えることを意味している。
LGA775
(FSB800)
prescott
pentium4 |
Socket478
(FSB800)
prescott pentium4 |
Socket478
(FSB800)
northwood pentium4 |
Socket478
(FSB533)
prescott pentium4 |
| ピンの数が775本 マザーボードのチップセットntel.i925x.i915g.i915p.のいずれかを使用した物から選ぶ、DDR,.DD2デュアルチャンネルメモリー対応。PCI Expressビデオカード対応520〜(2.8GHz〜3.8GHz)660まで12種類ある。L2キャシュ1MB。630〜660はL2キャッシュ2MB.。ソケットの形状が最新の形状であるが、デュアルコアCPUがでるまでのつなぎとしての役割しかないと巷では噂されている。最新の 90 ナノ・メートル・プロセスを使用した製品。これまでのCPUに比べ電力消費量、発熱等が多いのでこれ等に対応したケースや電源が求められる。コストの割にはパフォーマンスが今一との評判。4GHzへの移行は熱問題の為に頓挫し、当面は2Lキャシュの増強でつなぐ方針.,最新のCPUなのに散々な評判である。 |
ピンの数が478本 マザーボードのチップセットがintel.i875p.i865g.i865pe.
i865pi865gv.のいずれかを使用した物から選ぶ。DDRデュアルチャンネルメモリー対応。AGPビデオカード対応。2.8GHz〜3.4GHzの4種類.。ソケットのピンの数が違うだけで左のLGA775と内部構造L2キャシュ1MB、FSB,とも同じである。一世代前の形状となってしまった478ソケットのCPUであるが、LGA775ピンタイプのCPUと性能が変わらないこと、AGPビデオカードが使えるなど、過去の製品が使える要素があるため依然として人気が高いCPUである。90
ナノ・メートル・プロセスを使用した製品 |
ピンの数が478本 マザーボードのチップセットがintel.i875p.i865g.i865
pe.i865p.i865gv.いずれか搭載のマザーから選ぶ。.DDRデュアルチャンネルメモリー対応。AGPビデオカード対応2.4GHz〜3.4GHzの0.2GHz刻みの6種類。左のプレスコットとFSBは800MHzと同じだが、L2キャシュが512KBとノースウッドはプレスコットの半分となっている。電力消費量がプレスコットより低いので、発熱量も抑えられるという事で逆に人気がある。0.13
ミクロン・プロセスの製品 |
ピンの数が478本 マザーボードのチップセットがintel.i875p.i865g.
i865pe.i865p.i865gv
..i845ge.i845pe.i845g.
i845e.i845gv.のいずれかを使用した物から選ぶi875.i865系マザーはDDRデュアルチャンネルメモリー対応。AGPビデオカード対応。いわゆる2.4AGHz〜2.8AGHzと言うAが付くCPUである。これもプレスコットではあるが、FSBが533MHzと低いのが特徴、L2キャシュは1MBで有る。消費電力がFSB800MHzの物より低いのが特徴である。90
ナノ・メートル・プロセスを使用した製品 |
LGA775
(FSB533)
prescott CeleronD325j〜345j |
Socket478
(FSB533)
prescott CeleronD320〜D345
|
Socket478
(FSB400)
northwood Celeron |
PentiumM
(FSB533or400)
|
| ピンの数が775本 マザーボードのチップセットがi925x.i915g.i915p.のいずれかを使用した物から選ぶ、デュアルチャンネルメモリー対応。PCIExpressビデオカード対応。90 ナノ・メートル・プロセスを使用した製品でL2キャシュが256MB。CeleronDはFSB533MHz、2次キャッシュ256kと大幅に増強されPentium4と遜色ない機能が盛り込まれている。もともとpentium4プレスコットの廉価版として作られており、2次キャシュ以外は同じ物である、pentium4の性能を超えては序列が成り立たなくなる為わざとFSBを533MHzに落としてあるのでオーバークロックに耐性がある。当然コストパフォーマンスは高い。XDbitが最初に搭載されたのがCeleronDです。 |
ピンの数が478本 マザ
ーボードのチップセットがi875p.i865g.i865pe.i865p.
i865gv...のいずれかを使用した物から選ぶ。
i875、i865系マザーはデュアルチャンネルメモリー対応。AGPビデオカード対応。90 ナノ・メートル・プロセスを使用した製品でL2キャシュが256MB
実はこのCPUの中でprescott CeleronD320はオーバークロックの素材に適しているとの事である。CPUのパッケージのプロダクトコードの下5桁がSL7JVで終わる(DOコアと言う)物はなんと4Ghzまでオーバークロックに耐えられると言うことである。但し発熱が増えるので熱対策と電源の容量を多めに確保してチャレンジしてみたい。平均7,680円で買えるCPUなのでやりやすい。 |
ピンの数が478本
マザーボードのチップセットが.i865g.i865pe.i865p
.i865gv..i845ge.i845pe.i845g
.i845e.i845gv.のいずれかを使用した物から選ぶ。i865系マザーはデュアルチャンネルメモリー対応。AGPビデオカード対応。0.13 ミクロン・プロセスの製品L2キャシュが128MB.
軽い3Dゲーム、インターネット、メール等)ではPentium4と遜色なく動作します。Pentium4との最大の違いは動画のエンコード処理、処理の重たい3Dゲ−ム、CAD等の高負荷処理を行う場合にはCeleronでは満足に動作しないと言われているがコストパフォーマンスは高い。 |
ピンの数が479本 もともとノート型パソコンのCPUとして開発された為に消費電力が低く、熱対策も軽微もので良いので音の静かなパソコンが作れる。クーリングファンがうるさい、熱対策が面倒だと言う人向き。マザーボードのチップセッとはinteli852GME i855GM/PM/GME
i915GMチップセットが登場してやっとFSBが533MHz化するほか、デュアルチャネルDDR2、South Bridgeは“ICH6”、PCI
ExpressGPUに対応等々、人気が先行して後からシステム付いてきている感じである。 |
まず自分の使いたいCPUを決めよう。CPUが決まれば、それに対応するチップセット搭載のマザーボードが決まってきます。
マザーボードのチップセットの後ろにGが付いている物(i915G.i865G)などはグラフィック機能が付いている物なのでビデオボードは別途用意しないでいいのですが、あくまで簡易ビデを機能なので、3D CGを多用しているゲーム等に使用するに人には適さない。別途ビデオボードを買ったほうが良い。
サウンドボード機能はすべてのマザーボードに内蔵されているので、特別こだわりがない限り、新たに買う必要はない。
ランク別、主なグラフィックスチップ
| |
ATI
Technologies |
NVIDIA(R) |
| ハイエンド |
・RADEON(TM) X850シリーズ
・RADEON(TM) X800シリーズ |
・GeForce(TM) 6800シリーズ |
| メインストリーム |
・RADEON(TM) X700シリーズ |
・GeForce(TM) 6600シリーズ |
| ローエンド |
・RADEON(TM) X300シリーズ |
・GeForce(TM)
6200シリーズ |
|
|
グラフィックボードはCGや3D GAMEには不可欠なパーツです。大まかに分けてATIチップ搭載のRADEON系とNVIDIAチップ搭載のGeForce系に分けられます。RADEON系はナチュラル系、GeForce系はアバンギャルドで少々緑色がラウドネスされた感じの色です。PCI
Express、AGP×8共通。
| CPU名 |
クロック |
コア |
FSB |
キャッシュ |
| Celeron D 345J |
3.06GHz |
Prescott |
533MHz |
256K |
| Celeron D 340J |
2.93GHz |
Prescott |
533MHz |
256K |
| Celeron D 335J |
2.80GHz |
Prescott |
533MHz |
256K |
| Celeron D 330J |
2.66GHz |
Prescott |
533MHz |
256K |
| Celeron D 325J |
2.53GHz |
Prescott |
533MHz |
256K |
| Celeron D 320J |
2.40GHz |
Prescott |
533MHz |
256K |
| CPU名 |
クロック |
コア |
FSB |
キャッシュ |
| Celeron M 360 |
1.4GHz |
Dothan |
400MHz |
1M |
| Celeron M 350 |
1.3GHz |
Dothan |
400MHz |
1M |
| Celeron M 340 |
1.5GHz |
Banias |
400MHz |
512K |
| Celeron M 330 |
1.4GHz |
Banias |
400MHz |
512K |
| Celeron M 320 |
1.3GHz |
Banias |
400MHz |
512K |
| Celeron M 353Low V |
900MHz |
Dothan |
400MHz |
512K |
| Celeron M 333Low V |
900MHz |
Banias |
400MHz |
512K |
| CPU名 |
クロック |
コア |
FSB |
キャッシュ |
| Celeron 2.8GHz |
2.8GHz |
Nothwood |
400MHz |
128K |
| Celeron 2.7GHz |
2.7GHz |
Nothwood |
400MHz |
128K |
| Celeron 2.6GHz |
2.6GHz |
Nothwood |
400MHz |
128K |
| Celeron 2.5GHz |
2.5GHz |
Nothwood |
400MHz |
128K |
| Celeron 2.4GHz |
2.4GHz |
Nothwood |
400MHz |
128K |
| Celeron 2.3GHz |
2.3GHz |
Nothwood |
400MHz |
128K |
| Celeron 2.2GHz |
2.2GHz |
Nothwood |
400MHz |
128K |
| Celeron 2.1GHz |
2.1GHz |
Nothwood |
400MHz |
128K |
| Celeron 2.0GHz |
2.0GHz |
Nothwood |
400MHz |
128K |
| CPU名 |
クロック |
コア |
FSB |
キャッシュ |
| Pentium 4 3.4GHz |
3.4GHz |
Nothwood |
800MHz |
512K ★ |
| Pentium 4 3.4EGHz |
3.4GHz |
Prescott |
800MHz |
1M ★ |
| Pentium 4 3.2GHz |
3.2GHz |
Nothwood |
800MHz |
512K ★ |
| Pentium 4 3.2EGHz |
3.2GHz |
Prescott |
800MHz |
1M ★ |
| Pentium 4 3.0GHz |
3.0GHz |
Nothwood |
800MHz |
512K ★ |
| Pentium 4 3.0EGHz |
3.0GHz |
Prescott |
800MHz |
1M ★ |
| Pentium 4 2.8GHz |
2.8GHz |
Nothwood |
533MHz |
512K |
| Pentium 4 2.8AGHz |
2.8GHz |
Prescott |
533MHz |
1M ★ |
| Pentium 4 2.8GHz |
2.8GHz |
Nothwood |
800MHz |
512K ★ |
| Pentium 4 2.8EHz |
2.8GHz |
Prescott |
800MHz |
1M ★ |
| Pentium 4 2.4AGHz |
2.4GHz |
Prescott |
533Mhz |
1M ★ |
| Pentium 4 2.4BGHz |
2.4GHz |
Nothwood |
533Mhz |
512K |
| Pentium 4 2.4CGHz |
2.4GHz |
Nothwood |
800Mhz |
512K ★ |
| CPU名 |
クロック |
コア |
FSB |
キャッシュ |
| Pentium 4 570J |
3.8GHz |
Prescott |
800MHz |
1M ★ |
| Pentium 4 560 |
3.6GHz |
Prescott |
800MHz |
1M ★ |
| Pentium 4 550 |
3.4GHz |
Prescott |
800MHz |
1M ★ |
| Pentium 4 540 |
3.2GHz |
Prescott |
800MHz |
1M ★ |
| Pentium 4 530 |
3.0GHz |
Prescott |
800MHz |
1M ★ |
| Pentium 4 520 |
2.8GHz |
Prescott |
800MHz |
1M ★ |
| CPU名 |
クロック |
コア |
FSB |
キャッシュ |
| Pentium M 765 |
2.1GHz |
Dothan |
400MHz |
2M |
| Pentium M 755 |
2.0GHz |
Dothan |
400MHz |
2M |
| Pentium M 745 |
1.8GHz |
Dothan |
400MHz |
2M |
| Pentium M 735 |
1.7GHz |
Dothan |
400MHz |
2M |
| Pentium M 725 |
1.6GHz |
Dothan |
400MHz |
2M |
| Pentium M 715 |
1.5GHz |
Dothan |
400MHz |
2M |
| Pentium M 738 Low V |
1.4GHz |
Dothan |
400MHz |
2M |
| Pentium M 718 Low V |
1.3GHz |
Banias |
400MHz |
1M |
| Pentium M 733 Low V |
1.1GHz |
Dothan |
400MHz |
2M |
| Pentium M 723 Low V |
1.0GHz |
Dothan |
400MHz |
2M |
| Pentium M 713 Low V |
1.1GHz |
Banias |
400MHz |
1M |
intel系のCPUにはたくさんの種類があるが大まかに分けるとソケット478系とLGA775系やPentiumM-479系に分けられます。
ビデオカードがソケット478系はAGP×8。×4
ソケットLGA775系はPCI Expressと成ります。
「PCI Express x16」では、8GB/s もの高速転送が可能となります。
AGPが8倍モードで2.1GB/s であることを考えると「PCI
Express x16」がいかに高速なインターフェイスかが
わかると思います。
ソケット478系→pentium4
ソケットLGA 775系→pentium4
Pentium M系→479pin
ソケットLGA775系→Celeron
ソケット478系→
セルロンM系→
Celeron
ハイパー・スレッディング・テクノロジとは?搭載されている1個の物理的なCPUがOSからは2個のCPUに見えるように振る舞うことで、CPU内部の実行回路を効率よく稼働させ、CPUの処理性能を引き上げる技術である。Hyper-Threading(以下HTT★印利用可)を利用する場合は完全対応のOS、WinXP の使用をお勧めします。
479pin
Pentium 4 のCPU
FSB533MHzのCPUモデルは3.06GHzを除きHTT非対応となっています。
FSB533MHzまで対応の古いマザーボードのアップグレード用となっているようです。
新規で購入する場合は、HTT対応のFSB800MHzのモデルをお勧めします。
電源はLGA775のマザーボードが24ピンのもになっており、従来の(ソケット478タイプ)20ピンのものを使用する場合は変換ケーブルが必要だ
←
プロセッサ・ナンバ末尾に「J」の付くモデルは、Windows XPSP2をOSとして使用した場合にサポートされるセキュリティ機能である「NX機能」を備えているCPUであることを示しております。
今後LGA775系はすべてこのタイプに切り替わります。
CPUをマザーボードに取り付けるときには注意深く取り扱いましょう。精密な電子部品は静電気に弱いのでまずアースしてから作業に取りかかりましょう。CPUク−ラーを取り付ける時には熱伝導シートやグリスをきれいに塗り取り付けましょう。

自作パソコンを作る手順
@まずパソコンを何に使用するか?スキームを決める。
↓
A使用に適したCPUを選ぶ。
↓
BCPUにマッチするチップセットを配したマザーボードを選ぶ。
↓
Cビデオボードを選ぶ(マザーにビデオ機能がない場合)
↓
D光学ディスク(CD−RWやDVD−RW)を選ぶ。
↓
E用途に応じFDDやカードリーダーTVキャプチャーを選ぶ。
↓
Fマザーボードに有ったケースや電源を選ぶ。
↓
G自分のパソコンの用途に合わせたメモリーの容量選択
全部の部品が揃えば次はいよいよ製作です。
ドライバー ラジオペンチ を用意しましょう。メモリーを触るときはまず人の静電気をアースしてから触りましょう。
1.まずマザーボード、CPU、の説明書をじっくり読みます。読み終わったら次。
2.CPUを箱から出しマザーボードに取り付けます。マザーボードのファンの取り付け配線を取り付ける。
3.CPUを取り付け終わったマザーボードをケースに取りつけます。事前に穴の位置を確認しておくと楽です。
4.ケースのフロントパネルコネクターの電源スイッチやLDE、HDDランプLED、リセットボタン、USBやMICやヘッドホン端子の配線をします。ゆっくりとマザーボードのフロントパネルコネクターの説明書を見てコネクターにつないで行きます。ケース側のコネクターに記号がふってあります。表記↓はこのようになっていると思います。一つ一つマザーボードのフロントパネルコネクター配線図を見ながら間違いの無いようにつないでいきます。
| 電源SW |
リセットSW |
パワーLED |
HDD−
LED |
スピーカー |
MIC |
USB |
IEEE−
1394 |
| POWER-SW+ |
RESET SW=+ |
POWER-LED+ |
IDE-LED+
HDD -LED |
R−RET又は
R-OUT |
MIC−IN=
プラス
|
USB-
USB+ |
|
POWER-SW−
又はGND |
GROUND=
アース |
POWER-LED− |
IDE-LED− |
L−RET又はL-OUT |
GROUND=
アース |
G=
マイナス |
|
|
|
|
|
GROUND=
アース |
|
V=
プラス |
|
V又はVCCと言う表記はUSB等の電源+端子を示し、GNDやGROUNDはアース、−を示しています。
5
.ケースのフロントパネルコネクター配線が終われば次は吸入ファン、排気ファンの配線をします。
6
.次はHDDをIDE又はシリアルATAのコネクターに繋げます。IDEの場合はIDE1のマスター(OSを入れるHDD)になるHDDはジャンパースイッチでマスターにします。サブでHDDをもう1つ繋げられるのでサブの方はジャンパースイッチでスレイブにします。IDE2には光学ディスクを取り付けます。2台取り付ける場合は主に使う方をジャンパースイッチでマスターに、従の方をスレイブにします。その後HDDと光学ディスクの電源コネクターを繋ぎます。FDDがあればそれも取り付け電源を繋ぎます。
7
.メモリーをメモリースロットルに差込挿入します。
8
.ビデオカードをAGPスロットルやPCI Expressスロットルに挿入します。
9
.もう1度配線が間違っていないか? 説明書を読みながらチェックします。
10.チェックが終わり異常がなければいよいよ電源を入れます。配線に間違いがなければピポ と言う音がしてBIOS画面が立ち上がります。
BIOS設定に入ります。
11
.BIOS設定に入ります。 下記のようなBIOS画面が出ますので、
COMS Setup utility−Copyright(c)1984−2004 Award Software
1.▲Standard Cmos Features
(基本的なドライブ認識の設定)
2.▲Advanced Bios Features
(起動ディスクやブートの設定)
3.▲Advances Chipset Features
(CPUやメモリの動作設定)
▲Integrated Peripherals
4.(マザーのオンボード機能の設定)
5.▲ PnP/PCI Configurations
(PCIスロットの設定)
6.▲PC Health Status
(PCの電圧温度ファンの回転数をチェック)
|
7.▲Frequency/Voltage Control
(CPUやメモリーの電圧周波数設定)
8.▲Power BIOS Features
(CPUやメモリ、AGPの動作電圧の設定)
Load Fail-Safe Defaults
(もっとも着実で安全な状態をロード)
Load Optimized Defaults
(工場出荷時の設定に戻すときに選択)
Set Supervisor Password
(BIOSの立ち上げ時にパスワードを掛けます)
Set User Password
(セッティング変更が出来ないようにPasswordかける)
Save & Exit Setup
(変更を保存してBIOSの設定を終了)
Exit without Saving
(変更を保存しないでBIOSの設定を終了)
|
Esc:Quit F3:Change Language
F8:Dual Bios/Q-Flash F10:Save&Exit Setup
|
|
1.の▲Standard Cmos Featuresをカーソルで選んEnterを押して認識画面を出します。そこで光学ドライブやHDDやFDDがちゃんと認識されているかを確認します。因みにHDDを1個搭載で光学ディスクも1個搭載の場合、IDE Channel−0(Primary)−MasterがHDDの名前になっていてIDE Channel−0(Primary)−SlaveIがNoneになっていて、IDE Channel−1(Secondary)−Masterが光学ディスクなっていて、IDE Channel−1(Secondary)−SlaveがNoneになっていればOKです。設定がそのままで良い場合はEscを押して元の画面に戻り、設定を変えて保存したい場合は設定を変更後F10のSave&Exit
Setupを押します。でもここではまだ後に変更事項がありますのでEscを押し元の↑画面に戻ります。
2.次は▲Advanced Bios Featuresでブート手段(OSを入れる手段)を決めます。First Boot DeviceをCD−ROMに選びます。CD−ROMを選びF10を押しSave&Exit
Setupを選択し設定を保存します。 ※尚Enabled=有効 Disabled=無効の意味 Escで元の画面に戻り、カーソルで▲Integrated Peripheralsを選びEnterを押し↓
3.▲Integrated Peripheralsの画面に入る。ここでは使わないオンボード機能をDisabled=無効にします。マザーにビデオ機能が付いているけれども、別途ビデオカードをつけたり、サウンドカードを付けたい場合にマザーボードのオンボード機能をDisabled=無効にします。そしてsave&Exit
Setupを選択し設定を保存します。
4.次はいよいよOS(WindouwsXP)のインストールです。インターネット環境に接続した状態でOSのインストールを始めます。(WindouwsXPは1台のパソコンに1つのOSが必要な設定になっております。なので重複使用を防止する為にOSインストール時にパソコンCPU毎固有の(pc-a88.xxx等)シリアルNOを拾い出しマイクロソフトのセンターコンピューターに登録する方法で重複使用を防いでいますのでOSのインストール時に認証を受ける必要があります。(認証を受けないままインストールを終了すると。 しばらくしてロックが掛かり使えなくなります。)以上の点を気にかけながら後はWindouwsXPの順次インストール画面に従いながら作業を進めてください。
尚TVキャプチャーカードやサウンドカード等はOSがインストールされた後で取り付けしましょう。OSインストールまでは最小単位(最小限の装備で)でインストールするのがのぞましいです。OSをインストールし終わってからオプション品を付けましょう。
5.OSをインストールし終わってTVキャプチャーカードやサウンドカード、ビデオボードを取り付けそれらのドライバーCDをインストールし終えたならば、ディバイスマネージャーを開き各デイバイスの欄に黄色い!←こういうマークが出てなければOKです。
News
Intelからデュアルコア採用CPU「Pentium D」が2005年5月26日に秋葉原に登場。プロセッサナンバーは「820」(2.80GHz/1MB×2)と「830」(3GHz/1MB×2)。
Pentium Dは開発コードネーム「Smithfield」で呼ばれているIntel製デュアルコアCPUの下位モデル。上位モデルのPentium
Extreme Editionとの違いはHyper-Threading Technology(HTT)を搭載していない点で、システムからはデュアル構成のCPUとして認識される。システムが認識する論理CPU数は従来のHTT搭載Pentium
4と変わらないものの、Pentium Dは物理的にCPUコアを2つ搭載し、さらにコア毎に容量1MBの2次キャッシュを持つ点でスペック的には上位と言える。ちなみに同時期に発売されたAMDのデュアルコア採用Opteronは1つのダイにCPUコアを2つ搭載した製品だが、Pentium
Dは物理的にCPUコアを2つ搭載した簡易な設計となっている。FSBは800MHzで、Pentium 4 6xxシリーズ同様に64bitメモリアドレス技術のEM64Tも搭載、さらに「830」以上のモデルに関しては拡張版スピードステップ(EIST)による省電力機能も搭載している。対応CPUソケットはLGA775で、対応チップセットはi955Xやi945シリーズ
AKIBA PC HOTLINE
マザーボードにCPUを取り付けるときは向きを確認してピンを折り曲げないように慎重に取り付けてください。
HDD 光学ディスクが接続方法がIDEの場合は各機械の後ろにジャンパースイッチが有りますので、使用目的にあわせてマスター若しくはスレイブに設定して接続します。
チップセットはintel社の他にsisやVIA社製が有りますが此処では省きます。
自分の選んだパーツやマザーボードが合計すると幾らの電力を必要とするか計算しましょう。その合計ワット数で買う電源を選びましょう。
パーツの合計電力が計算できるツールが電源電卓だ。
電源電卓
pentium4CPUのnorthwoodとprescottの違いは.northwoodが130ナノメートルの製造プロセスで作られた製品で有るのに対してprescottは90
ナノ・メートル・プロセスを使用した製品である事と、その微細加工技術で空いたスペースを利用してL2キャシュを.northwoodの2倍である1MBにしたと言うもの。L2キャシュのほかにもダイ面積がnorthwoodの146muからprescottは112muと狭くなったのにかかわらず集積トランジスター数はnorthwoodが5500万個に対してprescottが1億2500個と倍以上となっている。
但し高密度になった事によって3〜4割り増しの電力消費量になり、熱も多く出るようになり、熱対策が大きな課題となっている。intel
ではprescottの4GHzの開発は熱対策の為に頓挫したと言われている。 しばらくの間次世代CPUはコアを2つにしたり、L1,L2、L3キャツシュを増やす事により高性能化を図る方針だという事である。
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ここでは最新のCPU、マザー。VGA、メモリー、HDD.DVD等の値段が分かります。
一口メモ。
自作用の部品は要らなくなった場合中古マーケットで売れますが、売るときには買った時の箱やインストールCD-ROMや説明書等があった方が良いので棄てないで取っておくのが良いでしょう。
HDDや光学ディスクがシリアルATAの場合はIDE(ウルトラ)と違いマスター、スレイブの設定は行わなくても良い。